楽譜アプリのすゝめ メリットとデメリット

楽譜アプリのすゝめ

楽譜アプリでタブレットを使っている方がとても増えてきている中、

正直使いやすいの?

そもそもちゃんと見られるの?

といった疑問は少なからずあるかと思います。

楽譜アプリを初めて使う方、気になっている方は必見!
今回は「楽譜アプリのすゝめ メリットとデメリット」をご紹介します♪

目次

楽譜アプリでできること

  1. 購入した電子楽譜の閲覧、書き込み
  2. 手持ちの楽譜をスキャンして取り込み
  3. 付属品を使って弾きながら譜めくり
  4. 楽譜をカテゴリー分けして整理

など。他にもアプリによってはアプリ内でメトロノームやチューナー機能等も使えます。

自社で楽譜をデータで販売している楽譜出版社もあります。
購入したデータを(利用規約を守った上で)紙に印刷してもいいのですが、自分の使用している楽譜アプリにデータを入れて紙と同様に書き込みをすることもできます。

お子様のレッスンでは、今までの頑張りが目に見えてわかるため紙の楽譜をおすすめしています。

メリット

荷物が減らせて軽くなる

ヴァイオリンのように楽器を持ち運ぶ人には是非おすすめ!
レッスンでは音階教本、練習曲集、メインの教本と1回のレッスンで多くの楽譜を持っていかなければならない上に楽器と筆記用具を持っていかなければなりません。
オーケストラでは何曲ものパート譜とスコア一式、とても荷物が増えて重くなってしまいます。
楽譜アプリを使用すれば重い教本やスコアも全てタブレットにしまうことができてしまいます。

譜めくりの心配がなくなる

譜めくりがうまくいかない!譜めくり時間が1小節しかない!
特にヴァイオリンは両手に楽器や弓を持っているので、ピアノより譜めくりが困難です。
譜めくりアプリではタッチするだけだったり、自動で譜めくりしたり、ペダルのような付属品を使って足で譜めくりができます。
今まで譜めくり付近でドキドキしながら弾いていた人も、安心して演奏することができます

大量の楽譜を保管・すぐに閲覧可能

オーケストラでは演奏回数を重ねていくと、パート譜やスコアがどんどん増えてきて、探すのが一苦労になることも。
楽譜が増えて保管が大変!置き場所も無い!
といった方には楽譜アプリはおすすめ!

検索機能を使えばあっという間に閲覧したい楽譜が出てきます。
小さくてどこにしまったかわからなくなった楽譜も、辞書並みに重いスコアも、タブレット1台に保管することができます。

スコアとパート譜を照会しやすい

パート譜を見て、スコアを見て、という作業が多いオーケストラ。
正直パート譜とスコアを交互に見るのが大変で、スコアは楽譜をめくる回数もとても多い!面倒!(指揮者の人はすごい…)
そんな面倒くさがりな人に楽譜アプリはおすすめ。

付箋機能があり、該当箇所にひとっ飛び。ページをめくる作業もタッチで一瞬です。
スコアとパート譜どちらもアプリであれば、画面を2分割してまとめて両方見ることも可能なので、楽譜を見比べる作業がとても楽になります。

デメリット

そんな便利な楽譜アプリですが、もちろんデメリットも。

  1. 画面が小さい
  2. 長時間の使用は目が疲れる
  3. 譜めくりの回数が増える
  4. 充電切れの心配
  5. そもそもタブレットが高額

私は10.9インチのipad airで問題なく使えていますが、楽譜サイズで見たい方は12インチ以上がおすすめです。
ただその分だいぶ重いようで普段から持ち運ぶのは大変とのこと(12.9インチを使用しているピアノの先生談)。

紙だと見開き2ページ分見られるのに対し、アプリは画面に1ページのみ。
譜めくり回数が倍になってしまいます。

おすすめ楽譜アプリ

おすすめ楽譜アプリ2つと、気になっている楽譜アプリ1つをご紹介。
いまも使っているからこそわかる、便利な点はもちろん不便な点もお伝えします!

Piascore

使い方もとてもシンプルなので初めて楽譜アプリを使う方はまずおすすめしたい日本製のアプリです!
ダウンロード自体は無料で、買い切り¥500課金すれば全ての機能が使えるようになります
特に譜めくり機能が充実していて、実際アンサンブルコンサートの本番で何回もお世話になりました。

Apple Pencilで書き込みをする時に、iPadに置いた手にも反応してしまうのが欠点。
セットリストが使いにくく、セットリストを作ると曲の表示がひとつながりになってしまいます。
曲数の多い本番に向けての練習には向いていません。

Piascore – スマートデジタル楽譜リーダー

Piascore – スマートデジタル楽譜リーダー

Piascore, Inc.無料posted withアプリーチ

nkoda

楽譜のサブスクという新しいサービス。
7日間の無料お試し期間があり、1ヶ月¥1,480(2023年1月時点)オーケストラのパート譜やスコアも読み放題です。

お馴染みBårenreiterをはじめ、Boosey&Howks、Faberといった普段レンタル楽譜でしか見られない楽譜もここでは最新版で閲覧可能です。
imslpと違って出版社との提携にあるので、楽譜の信頼性があり安心して使うことができます。

日本語に対応していますがところどころ不思議な日本語になっているのはご愛嬌。
アプリ自体が重くて起動が遅く、まだまだ改善の余地有りな急成長中のアプリです。

nkoda music library

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nkoda Ltd無料posted withアプリーチ

【おまけ 気になる楽譜アプリ】forScore

いま一番気になっている楽譜アプリのforScore
セットリストの機能が充実しているそうで、曲数の多い本番に使ってみたいと思っています。
ただお値段がアプリにしては高価で¥3,200(2023年1月時点)で、購入する勇気がまだ出ずにいます…。
もし購入する機会がありましたら追記しますね!

forScore

forScore

forScore, LLC¥3,200posted withアプリーチ

レッスンでは紙の楽譜をご使用頂いてますが、ピアノ伴奏譜はアプリでも十分かと思います。
楽譜アプリは特にオーケストラやアンサンブルで大活躍するので、是非使ってみてください♪

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