未就学児のヴァイオリンレッスン

くにたちヴァイオリン教室では3歳からヴァイオリンレッスンを受けることができます。
しかし、ヴァイオリンはピアノと違って「押せば正しい音程で綺麗な音が鳴る」といったものではありません。
1曲弾けるようになるまでには長い目で見て辛抱強く続けなければなりませんので、

体験レッスン時の1回は楽しかったのに実際毎週レッスンに行ってもなかなか曲が弾けなくて思っていたのと違う!

と感じてすぐにやめてしまう方も非常に多いのが現状です。
今回のお話を読んだ上で、この先続けられるかどうかという点でよくご本人とご家族でお考えになって頂けたらなと思います。

今回は「くにたちヴァイオリン教室」での未就学児のレッスンについてお伝えしていきます♪

未就学児のヴァイオリンレッスンは「曲を弾く」より「音楽の基礎」に重点を置いています。
小学生以上になったらレパートリーを増やすために「1ヶ月に1曲」を目標にレッスンをしています。

目次

音符を読む

まずその音符がどの音に当たるのかを覚えなくてはなりません。
音符カードを使って音符を覚えていきます。ゲームで「音符神経衰弱」といったことも行います。
ヴァイオリンを使って「その音符はヴァイオリンではこんな音が鳴る」ことを身体で覚えさせていきます。

リズムを読む

次に音符の長さを覚えます。
音楽経験が何年もある方でも長い音を端折ったり、付点のリズムが苦手な方もよくいらっしゃいます。

例えば二分音符の場合、「1→2」で2になった瞬間音を切るのではなく
実際は「1→2→3」と3になった瞬間に音を切るのです。
つまり「23」、この分の長さが足りない方が非常に多いのです。

小さいうちからこういった正しい音符の長さを覚えることで丁寧に音楽を作ることができるようになります
ヴァイオリンを使いながら1弓で四分音符を弾く・二分音符を弾く・八分音符を弾くといったように、様々な音の長さをどのように弓を使えばいいのかを、身につけられるようになります。
弓の使い方を小さい頃から学ぶことで将来的に普段から弓の「量・スピード・圧力」を自然に考え使い分けられるようになります。

楽譜を読む

音符とリズムが読めるようになったら楽譜を読んでいきます。
個人差はありますがここまでで約3ヶ月程かかります。

楽譜は左から右に読むことを覚え、今まで単体で読んでいた音符をフレーズで読めるようにします。
フレーズで楽譜を読むことで、譜読みが早くなり、曲を音楽らしい演奏をすることができます。
ドレミでしっかり言えること、正しいリズムで言えること、フレーズはどこまであるかなどなど…

ヴァイオリンで弾く前に、まずしっかり「楽譜を読む」ことは基本中の基本です。
レッスンでは弾く前に楽譜を読むことから始めますし、何か指摘された際も弾く前によく考えてから弾いてみるように指導しています。
日頃の練習でもヴァイオリンをひとまず置いて置いて、本を読むように楽譜を読むことから始めていきましょう。

曲を弾いてみる

楽譜が読めるようになったらやっと簡単な曲を弾けるようになります。
ここまでで半年ほどはかかると思います。

楽譜は読めても、実際に音を出すとなるとまた違ってとても難しいものです。
そこでどのように良い音で弾けるようになるか、ヴァイオリンの技術を指導します。

ここからはやっとご想像のようなヴァイオリンレッスンが出来るようになるかと思います。

ご自宅での練習

未就学児のレッスンは保護者様のサポートが欠かせません。
レッスンに毎回付き添ってお子様と一緒にレッスンを受けて頂き、メモや録音などを取って頂きます。
それを元にご自宅での練習では復習をメインに行います。レッスンで指導したことをできれば次回のレッスンまでに身につくように、何度も根気よく復習を重ねてください。
1日1回5分でもいいのでヴァイオリンに触れる時間を作ることを心がけて頂けたらと思います。


最初の半年間はヴァイオリンを使いながら「音楽の基礎」を作っていきます。残念ながらその間曲は弾けません。

もしレッスンですぐに曲を弾けるようになりたいのであれば、ヴァイオリンレッスンの前、もしくは並行して子ども向けのリトミック教室で音楽の基礎を作っていくのも1つの手段だと思います。

もし詳しくご相談したい場合、体験レッスンもしくはオンラインでの相談会を無料で承りますのでお気軽にお問い合わせくださいね!

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