【パパママ向け】自宅での扱い大丈夫?ヴァイオリンの大事な扱い方

楽器の大事な扱い方

楽器ケースを開けたら弦はビロビロ、弓の毛は抜けてプランプラン。なぜこうなった?!というびっくりするような状態でレッスンにいらっしゃる方が時々います。
ヴァイオリンは非常に繊細な楽器で少しの振動も故障の原因となります。また、木材なので汗や皮脂に非常に弱いので毎回のお手入れが欠かせません。
レッスンは週1回30分。ご自宅での練習がほとんどです。ご自宅での楽器の扱いは適切でしょうか?

今回はご自宅で気をつけてほしい「ヴァイオリンの扱い方」についてご紹介します!

目次

楽器をケースに入れている時

楽器を置く時はそっと優しく置いてね

楽器を思い切りドカン!と床に置いて準備をし出す生徒さん。レッスンでよく見る光景です。
楽器と楽譜など重い荷物を持ってきて「やっと置ける!」という気持ちはわかりますが、絶対やってはいけません。
レッスンが終わって背負う時も同様です。ヴァイオリンケースが振り回されるように背負う方を見るとすごくヒヤヒヤします。

大きな振動により魂柱や駒が倒れたり楽器の割れの原因になります。
楽器を置く時はそっと優しく置き、背負う時はゆっくり背負って振動ができるだけないように心がけてください。

気温や湿度に要注意!

ヴァイオリンは木でできていて、寒暖の差や湿度にとても繊細です。
ご自宅での楽器の保管は、リビングや自分の部屋など人が快適に過ごせるところに置くようにしましょう。

特に湿度は要注意。湿度50%前後を保つようにします。
冬は加湿器を使う方が多いかもしれませんが、夏の湿気はいくらエアコンを入れても50%を超えてしまいますよね。
そういう時は楽器ケース内の湿度を調整する楽器用の湿度調節剤がおすすめ!
夏のジメジメには除湿し、冬のカラカラは加湿をしてくれる優れ物です。

調弦をする時はペグを回しすぎないで

調弦はものすごく難しく、初心者の方は先生に調弦をしてもらう方がほとんどかと思います。
ご自身で調弦する際は、ペグ(楽器の上先端の弦を調整する箇所)を回しすぎないように気をつけましょう。
弦が低く下がってしまい調整するために思い切り高く上げたら、ペグを上げすぎて弦が切れてしまったということも。

ペグを回す時は一気に回すのではなく少しずつ回すようにしましょう。
特に弦を張り替えたばかりの1週間ほどは要注意です。すぐに狂ってしまいますが、少しずつ回すことで弦の狂いが少しずつ落ち着いてきます。

弦が下がってしまうのを防ぐためにペグを楽器に押し込みながら回しましょう!

弦をむやみにはじかないで

ポンポンと弦をはじいたら、弓で弾くのと違う音が出てなんだかおもしろい!
ついついやってしまうかもしれませんが、むやみやたらとはじくのはNG!
確かに指ではじく奏法「ピッチカート」はありますが、指ではじくことで弦が伸縮し調弦が狂ってしまいます
プロのオーケストラでは、ピッチカートでたくさん弾く曲を弾いたら必ずと言っていいほど調弦を行います。

自分のレッスンを待っている間に、こっそりポンポンはじいている子もよく見られますが、はじく音は意外としっかり聞こえます。
前の人を待っている時はできるだけ音を出さないようにして静かにレッスンを聞いて待ちましょう。

弓を振り回さないで

弓を剣にように振り回して叩いたりする方は今のところレッスンでは見受けられませんが、ご自宅でそのようなことがないように注意して様子を見てください。
弓を振るのは、松脂をつけすぎてしまった際に振り落とす時のみです。
それ以外で弓を振ることは絶対にありません。

弓も細かいパーツで繊細に出来ています。特に弓の先端は非常に壊れやすい箇所です。壁にぶつけたり床に落としてしまって破損といったことは本当によくあります。
しかも破損となった場合交換パーツが高価で修理も即日では出来ません。
お子様に限らず大人の方も、ヴァイオリンを弾くときは弓の扱いによく注意して練習を行いましょう。

楽器のニス部分、弓の毛を触らないで

ヴァイオリンはほとんどニスが塗られているから触れるところがないじゃない!と思うかもしれませんが、その通りです。
ヴァイオリンのほとんどの箇所が素手で触ってはいけないのです。触っていいのは基本的にニスが塗られていない箇所のみです。

ヴァイオリンは汗や皮脂に弱く、それらから守るためにニスが塗られています。ニスの箇所に触るとニスがはげてしまいます。
ニスが塗られていない箇所を触れた場合、いずれにしても楽器に触れているわけですからお手入れは必須。
お手入れをしないと酸化が進み黒ずんでしまいます。
楽器を弾いた後はすぐにクロスで汗や皮脂をやさしく拭き取りましょう。

弓に力を入れすぎないで

楽器を見たらなぜか弓の毛が何本も切れていてびっくり!しかも毎週切れてプランプランの状態で来ます。
レッスン中は優しく弾いているのに…家でどういう扱いをされているのでしょうか。

弓の毛が切れているということは、弓に余計な力が入っているということです。
もちろんプロでも弓の毛が切れることはありますが、毎週5本以上抜けるようなことはありません。
日頃の練習でガシャガシャ弾いていることはありませんか?

練習中はもちろんですが、楽器の出し入れの際も大事に優しく扱っているか、よく様子を見るようにしましょう。

ヴァイオリンは木製でとても繊細な楽器です。
せっかく高いお金を出して購入した楽器は、お子様に大事に扱ってほしいですよね。
万が一楽器が故障した時やメンテナンスに出す時は、必ずお子様ご自身も楽器店へ伺うようにしましょう。
ヴァイオリンは親の楽器ではなく、お子様の楽器です。
学業や他の習い事があるかと思いますが、今後楽器店へ行かれる際はご自身が責任を持ってメンテナンスへ出してください。

目次