【パパママ向け】子どものヴァイオリン練習サポート

【パパママ向け】子どものヴァイオリン練習サポート

子どもが楽器を習う際は、ご両親のサポートが欠かせません。
しかし実際サポートとなると、具体的に何をしたら良いか試行錯誤しているパパママは多いのではないのでしょうか。
子どもに練習してほしくてついつい怒って喧嘩になってしまったり、逆に子どもに任せていても心配だし…。

そもそも楽器の練習というのは、音をしっかり聞く集中力と毎日諦めずに続ける忍耐力が必要になります。
自分の苦手な箇所や先生に指摘された箇所と必然的に向き合わなければならないので、とても苦痛な作業になることも。

せめてレッスンの時間だけでも楽しく演奏できたらと、くにたちヴァイオリン教室では自宅教室ならではのリラックスした暖かいレッスンを心がけています。
しかしやはり演奏する時間の大半はご自宅での練習です。
お子様のモチベーション・集中力・上達のために、ご自宅での練習はどのようにサポートをしたらいいのでしょうか?

今回は、【パパママ向け】子どもの練習サポートについて紹介していきます♪

目次

レッスンは一緒に行くべき?

お子様や先生によりますので、まずは最初の1ヶ月間レッスンに同行しお互いの様子を見てみましょう。
見学の際に注意する点として

  • 普段よく話すのに、レッスンではだんまりになってしまった
  • 普段以上に泣いてしまう
  • 楽器や楽譜の出し入れを親任せにする

上記3点がみられた場合は、ご両親がいらっしゃらない方が良い場合があります。
その際次の1ヶ月はレッスン見学を1回おきにしてみましょう。
ご両親がいらっしゃった場合といらっしゃらなかった場合のレッスン後の様子を比べる事ができます。

よくお子様の楽器をご両親がお持ちになっている方をよく見ますが、楽器はお子様自身で持つようにしましょう!
お金を出すのはご両親ですが、楽器はご両親のものではなくお子様の持ち物です。
自分の楽器ということを認識することで楽器に愛着がわき、楽器を大事に扱うようになります。

レッスンが終わったらその日のうちに復習!

レッスンから帰ってきたら、その日のうちに必ず復習を行うようにしましょう。
レッスンが終わった達成感から復習をしない方が非常に多いのですが、時間が経つとあっという間にレッスン内容を忘れてしまいます。それではレッスンの時間やレッスン料金がもったいない!

普段の学校の勉強と同じで、楽器も毎回レッスン後に復習を行なってください。
10分だけでもいいので、毎回レッスン後その日のうちに必ず振り返りを行なうようにお子様に促してみましょう。

1日1回毎日練習する時間を組み込もう

朝から夕方まで学校で勉強して習い事も行ってお友達と遊びに行って、子どもはやることがたくさん!
そんな中でも歯磨きやお風呂のように普段の生活の1部として、「練習の時間」も組み込みましょう。
小学生のお子様の場合、毎日1日30分〜1時間程の練習時間を推奨しています。

ご家庭の事情だったり体調不良で練習できない時ももちろんあります。そういう時は無理に練習しないでくださいね。
次回から頑張ればいいですし、日頃しっかり練習していれば少しお休みしたからといって下手になることはありません。

日頃から毎日短時間でも練習時間を確保し、その限られた時間をどのようにサポートしていけばいいのかをこの後ご紹介していきます。

1週間の目標を立てよう

お子様と一緒に、レッスンの日までに「〇〇をできるようになる!」といった具体的な目標を立てましょう。
例として、

レッスンまでに

  • 曲を最後まで譜読みをしてくる!
  • 苦手な○小節〜○小節まで止まらずに弾けるようになる!
  • 宿題で出された音階を音程を外さずに弾けるようになる!

など、長期的な目標ではなく、1週間で目標が達成でき得る目標にしてください
もし目標を達成できたらたくさん褒めてあげましょう!
くにたちヴァイオリン教室では以下のように、達成を視覚的に実感できるような工夫も行っています。
日頃も楽しく練習ができるように、教室も全力でサポートいたします。

日頃の練習サポート

つきっきりにならない

どのように音程をとってどんな音楽を作るのか、考えて弾くのはご両親ではなく子ども自身です。
「音程が外れている」「リズムが違う」などついつい口出ししたくなりますが、グッと堪えて。
練習自体もずっと近くで見続けるのではなく、家事や仕事をしながら時々様子を伺う形で良いと思います。
子ども自身で「考えること」「気づくこと」「修正すること」を身につけていくために、ご両親は暖かく見守ってください。

弾いていて聞こえないかもしれないから、といって絶対に大声で話しかけないで!

これは少々個人的な意見になってしまうのですが、私はとにかく大声で話されるのがすごく苦手です。
「音程が外れてる!!!!」などと練習中に大声で言われて、せっかく集中していたのに自分が何に気を付けて練習していたのかわからなくなってしまい、ものすごく苛立ったこともよくあります。
毎日大声で怒鳴られる練習がものすごく怖くなり、正直小学生まではものすごく練習嫌いでした。

大きな声で言わないと聞こえないと思っているのだと思いますが、大声で話されたらものすごく怖いと感じる人もいます。
特に練習中の声の掛け方にはよく注意してください。
弾いている弾いていないに関わらず話しかけられるのは集中力が途切れる原因になるので、休憩時間や練習を始める前後に声がけをしてみましょう

何となく曲を通して弾いているだけだったら要注意!

一方、何となくさら〜っと曲を通して弾いているだけの練習をしていたら要注意!何も考えずに弾いているかもしれません
そのような時は「どこか練習しなければならないけれど、どうしたらいいかわからない。けれど、練習しなきゃ。」と思っています。それではせっかく設けた練習時間をただただ消化しているだけになってしまいます。

そういう時はご両親の出番。集中していない状態なので練習中でも声がけして大丈夫です(笑)
楽器を弾いたことがなくても率直な感想を伝えてみましょう。
具体的でなくても構いません。「何となく音程が外れているような気がする」「もう少しキレが欲しいな」など抽象的な表現でも十分参考になります。
ご両親からの感想がヒントになり、自分の音楽を客観的に見直すきっかけになります。

くにたちヴァイオリン教室では、ご自宅での練習方法についても具体的に指導します。
「どのように練習を進めたらいいかわからない」といったことが無いよう、練習方法について生徒様ごとに最適な練習方法を日々研究しています。
具体的でわかりやすい練習方法で確実に上達していきましょう!

1週間に1回お家発表会をやってみよう

人前で演奏することを慣れるために、1週間に1回ご家族の前で発表する場を作りましょう!
これまでたくさん本番を重ねてきたヴァイオリン歴22年の私でも、いつも本番はものすごく緊張します。
お子様は場数も足りないですし1年に1、2回しか発表会がないのであれば、もっともっと緊張してしまいます。

「緊張しない」という事は非常に難しいことです。
人前でもいつもの自分らしい演奏ができるよう場数を増やすことで、万が一緊張して頭が真っ白になっても体が勝手に演奏してくれるようになります。
子どもはご家族の前でも(むしろ家族の方が)緊張するので、レッスン前日やレッスンまでの1週間の中間地点でお家発表会を開くことで、人前で演奏することに日頃から慣れていきましょう。

練習をしたがらなくなったらどうしよう?

子どもがついに練習をしたがらなくなったらどのようにしたら良いでしょうか。
こうなると既に練習する気にはなってないのですから、練習をするように促しても実りある練習にはなりません。

弾いても無駄な時間になるだけなので、思い切って練習やレッスンをしばらくお休みしてみましょう!
イヤイヤ弾くのは子どもにとって苦痛になるだけですし、今まで毎日練習を頑張ってきたのならたまには気晴らしをしてもいいと思います。もしまた楽器を弾きたくなったら、また練習やレッスンを再開してみてくださいね。

レッスンは好きだけど、練習は嫌!という事であれば、練習をレッスンで行なっても構いません。
私としては、どのようにお家で練習をしているのか見ることができますし、その上で適切な練習方法を指導することができます。
ただし、お教室によってはそれを快く思わないこともあるので要注意です。
練習で譜読みをしてきた上で技術や表現力のアドバイスや客観的な意見をお伝えしたいと思っています
本来ならばご自宅でできることをレッスンで行うのはレッスン代が非常に勿体無いので、通常は必ず練習を行いましょう!

くにたちヴァイオリン教室では、ご自宅での練習サポートも全力でお手伝いします!
日頃の練習のお悩みなどありましたらレッスン時間内はもちろん、レッスン時間外にも時間をとってオンラインでご相談を承りますのでお気軽にお声がけくださいね♪

目次