音楽の習い事といえば、まずはピアノ!ポンと押すだけですぐに綺麗な音が鳴ります。
逆にヴァイオリンは、どこを押さえたら何の音が鳴るか印もないし、そもそも音を出すのが大変。少しでも違うところを弾いたら雑音だらけ。
「音を出す」と言う意味では、正直ピアノよりヴァイオリンの方が難しいです。
でも、ピアノとは違った楽しみがヴァイオリンにはたくさんあります。
今回は普段の生活やこれまでの人生において、「ヴァイオリンをやっていてよかった!」と思ったことを紹介していきます♪
ヴァイオリンを始めたきっかけ(生徒さま談)
現在教えている生徒様にヴァイオリンを始めたきっかけをお伺いしました!
- テレビで観た高嶋ちさ子さんがかっこよかったから。(Sちゃん 小2)
- テレビで観ていたピアノとヴァイオリンと歌の演奏で、ヴァイオリンだけに釘付けになってやってみたくなったから。(Eくん 小5)
- 10日間のみの入門者向けセミナーに行って楽しかったから。(Mさん 大人)
- おもちゃのヴァイオリンを持っていて、本物をやってみたくなったから。(Kちゃん 小4)
- モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を弾いてみたいから。(Hくん 小1)
お伺いした時、皆さんすごく楽しそうに話してくださったのがとても印象的でした。
始めて数ヶ月の方から何年も続けている方まで様々ですが、ヴァイオリンを始めた時のワクワクした気持ちを忘れずにいてくださってとても嬉しくなりました。
きっかけは人それぞれ!
くにたちヴァイオリン教室では、
レッスンというよりは試しにヴァイオリンを触ってみたいのだけれども…
といった気持ちでも大丈夫。どうぞお気軽に楽器体験にお越しくださいね♪
ヴァイオリンの良いところ
好きなケースで持ち運べる!
ヴァイオリンはケースの種類がたくさん!
シンプルなものからチェック柄、着物の帯を使ったもの、牛革で世界地図を描いたものまで、デザインも様々。
私自身その時の気分で買うのでいくつも持っています。
お気に入りのケースで街を歩くのはとても気分が上がりますよ♪
どこでも自分の楽器で演奏できる!
ピアノはその場所にピアノがないと演奏できませんが、ヴァイオリンはどこでも演奏できます。
例えばお祖父さんやお祖母さんのお家に行ったら、楽器を出せばすぐに演奏できてきっと喜んでくれます。
しかもいつも弾いている楽器で演奏するのはとても安心感があり、落ち着いて演奏することができます。
ピアノの場合鍵盤やペダルの沈み加減、響き方が違うので、ピアニストはとても苦労なさっているようです。
高級感があってかっこいい!
音大で他の専攻生に実際によく言ってくださった言葉です。
確かに、ヴァイオリンのおしゃれな形、シュッとしたスマートさ、古い歴史のある感じがとてもかっこいいのです。
弾いている姿はまさに楽器の花形、カリスマ的な存在!と褒めてくださったことも。
弾いていない時でも、ただヴァイオリンケースを持っているだけでかっこいい!
ヴァイオリンを上手に弾けたらもっとかっこいい!
まずは形から入ってみるのでも全然良いのです。
かっこいい自分になる1つの手段としてヴァイオリンも良いかもしれません。
ヴァイオリンをやっていてよかったこと
耳が良くなった!
ヴァイオリンはピアノやギターなどと違って、音の目印がないため音程を自分で作らなければなりません。
音程を左指でmm単位で調整するので、よく音を聞く習慣ができます。
オーケストラを始めるとたくさんのパートを聞き分けなければなりません。
すると、どの音がどの楽器か違いがわかるようになります。
こうした普段の自分の演奏、周りとのアンサンブルを通してちょっとした音の変化がわかるようになり、結果的に耳が良くなります。
耳が良くなった結果、語学に強くなった!
その結果、なんと語学に強くなりました!
Reading
そもそもクラシック音楽はヨーロッパの音楽で、楽譜の表記がイタリア語やドイツ語が多かったり、楽譜に書かれている前説が「ドイツ語・フランス語・英語」なので、一生懸命読まなければなりません。
最近は輸入楽譜でも解説が日本語のものが出版されているものも出てきていますが、まだまだほんの少数です。
単語を調べて文章を読む習慣がつけば、外国語の文章を読むのも慣れてきます。
Listening
音の違いが聞き分けられるようになるので、英語の発音の違いがわかるようになりました。
例えば Prise/Prize、Plain/Plane/Plan など。
リスニングは入試や英検、TOEICなどで必須項目ですよね。
旅行や海外ドラマで英語が聞けるようになるととても楽しいし嬉しいものです。
ヴァイオリンで鍛えられた音の聞き分けは、リスニングの助けになってくれます。
Speaking
聞いた音の違いがわかるようになると、Speakingも自然と上達し発音が良くなりました。
レッスンで先生の弾いた音を真似するように、語学も発音を真似ますよね!
また、海外の方のレッスンを受講する時は頑張って話さなければなりません。
必死で勉強するので自然と外国での会話に慣れてきます。
歴史に強くなった!
曲を演奏するにあたり、作曲者・作曲された年などその曲が作曲された背景を調べます。
文化やその時代の流行、諸外国からの侵略、政治的背景など音楽とは関係のなさそうなことが、密接に関係していることも。
作曲者の生い立ちや恋愛事情、周りの環境などは間違いなく関係します。
こうして様々な曲を調べていくうちに、自然と世界史に強くなります。
私は日本史も好きなので、「その時日本は江戸時代の最後かな」といった風に日本史と照らし合わす事もします。
世界が広がった!
ヴァイオリンを習い始めてから家族や友達との会話に「音楽」ジャンルが増えました。
自分の発表会に行ったり来てくれたり、先生の演奏会に一緒に行ったり、クラシック音楽番組を見た感想を話したり。
発表会では他の生徒さんとの交流がとても新鮮で楽しいですよ!
またヴァイオリンは1人だけではなく、オーケストラやアンサンブルでも最も大活躍する楽器で、クラシック音楽の中でヴァイオリンを含む曲は膨大な数があります。
そういった複数人で演奏する曲を弾いたり聴いたりする機会も非常に多く、クラシック音楽の知識がどんどん身についてきます。
オーケストラではコンサートマスターをヴァイオリンの人が務めたりと、他の楽器の人と交流することも多い楽器です。
様々な楽器・人と交流のできるヴァイオリンはより世界を広げ、毎日に彩りを加えてくれる楽器なのです。
くにたちヴァイオリン教室では、そんな「やってみたい!なりたい!」を大事にレッスンをします。
音楽が毎日の彩りになるよう一生懸命お手伝いをします♪
もし「ヴァイオリンを弾いてみたいな」と思ったら、よろしければ一度体験レッスンに遊びに来てくださいね。